1.Raspberry Piを準備する
以下のRaspberry PiとRaspbian(Stretch)をご用意ください。
- Raspberry Pi 3 Model B
- OS:RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP または RASPBIAN STRETCH LITE
※上記以外のRaspberry PiとOSの組み合わせは動作保証外です。
※Raspbian(Buster)では動作いたしません。
[Raspberry Piのセットアップ方法について]
以下のサイトからRaspbian(Stretch)のイメージを使用してください。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/raspberrypi/raspbian/images/raspbian-2019-04-09/
※2019年8月16日時点で最新のRaspbian(Buster)では動作いたしません。対応中になりますので、対応が完了するまでは上記ミラーサイトからRaspbian(Stretch)のイメージをダウンロードしご利用ください。
Raspberry PiへのRaspbianのインストール方法は、以下の公式インストールガイド(英語)を参照してください。
https://www.raspberrypi.org/documentation/installation/installing-images/README.md
MESHハブアプリをインストールするためにRaspberry Piを使用する必要がありますので、必要に応じてモニターやキーボード、マウス等をご用意ください。
2.MESHアカウントの作成
Raspberry Pi向けMESHハブアプリケーションのご利用にはMESHアカウントが必要です。MESHアカウントをお持ちでない方は以下のリンクから新規アカウント登録をしてください。
新規アカウント登録ページ:https://hub.meshprj.com/users/sign_up?locale=ja
MESH SDKやレシピコンテストで既にMESHアカウントを使用されている場合は、そのアカウントが引き続きご利用いただけます。
3.ソフトウェアパッケージの入手とRaspberry Pi上への配置
以下のリンクからMESHアカウントを使用してサインインし、MESHハブアプリケーションのソフトウェアパッケージをダウンロードし、Raspberry Pi上に配置してください。
サインインページ:https://hub.meshprj.com/users/sign_in?locale=ja
Raspberry Pi上にソフトウェアパッケージを配置する方法は、以下の方法などがあります。
- PCブラウザでダウンロードした後にUSBメモリやscpコマンドなどでRaspberry Pi上にコピーする方法
- Raspberry Piにログインしてダウンロード用のコマンドを実行する方法
- Raspberry Piのブラウザで直接ダウンロードする方法
それぞれの方法について説明します。
①PCブラウザでダウンロードした後にUSBメモリやscpコマンドなどでRaspberry Pi上にコピーする方法
サインインしたページで、ご利用規約に同意いただいた上で「同意する」にチェックをしてください。
「パッケージのダウンロード」ボタンが有効になりますので、ボタンをクリックしてPCの好きな場所に「mesh_x.x.x_armhf.deb」(x.x.xの部分はパッケージのバージョンにより異なります)をダウンロードしてください。
(USBメモリを使用する場合)PCにUSBメモリを接続し、ダウンロードした「mesh_x.x.x_armhf.deb」をUSBメモリにコピーします。USBメモリをRaspberry Piに接続し、Raspberry Piの好きな場所に「mesh_x.x.x_armhf.deb」をコピーしてください。
②Raspberry Piにログインしてダウンロード用のコマンドを実行する方法
サインインしたページで、ご利用規約に同意いただいた上で「同意する」にチェックをしてください。
ダウンロード用のコマンドが表示されますので、Raspberry Pi上のターミナルでコマンドを実行してください。
③Raspberry Piのブラウザで直接ダウンロードする方法
Raspberry Piのブラウザでサインインページからサインインし、ご利用規約に同意いただいた上で「同意する」にチェックをしてください。
「パッケージのダウンロード」ボタンが有効になりますので、ボタンをクリックしてRaspberry Piの好きな場所に「mesh_x.x.x_armhf.deb」(x.x.xの部分はパッケージのバージョンにより異なります)をダウンロードしてください。
4.インストール手順
Raspberry Pi上にソフトウェアパッケージを配置できたら、Raspberry Piがインターネットに接続していることを確認した上で、以下のコマンドをRaspberry Pi上のターミナルで実行し、パッケージをインストールします。
①依存モジュールのインストール
以下のコマンドを実行して依存モジュールをインストールしてください。
sudo apt-get update sudo apt-get install bluez dnsutils sqlite3 libcrypto++-dev libcrypto++-utils libcurl4-openssl-dev |
②MESHハブアプリケーション本体のインストール
sudo dpkg -i mesh_x.x.x_armhf.deb |
x.x.xの部分はダウンロードしたパッケージのバージョンにより異なります。適宜置き換えてコマンドを実行してください。パッケージのインストールには10分程度かかります。
補足:詳細に進捗を表示する場合は、以下のように-D11オプションを追加してコマンドを実行してください。
sudo dpkg -i -D11 mesh_x.x.x_armhf.deb |
③MESHハブアプリケーションの起動
インストールが完了したらRaspberry Pi上のターミナルで以下のコマンドを実行し、MESHハブアプリケーションを起動してください。
mesh start |
以上でインストールは完了です。インストール後はRaspberry Piの電源を入れ直したり、再起動した場合でも自動的にMESHハブアプリが起動しますので、MESHハブとしてご利用いただけます。
補足:MESHハブアプリケーションの終了
MESHハブアプリケーションを終了するには、Raspberry Pi上のターミナルで以下のコマンドを実行してください。
mesh stop |
MESHハブアプリケーションでは他にもターミナルから実行可能なコマンドを提供しています。詳細については以下のリンク先をご覧ください。
次のステップ:初期セットアップへ進む
■MESHハブ設定手順の一覧